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Bright Memories

かすかな記憶、つたない言葉

ジャニヲタ小学校(中学年)

前回はジャニヲタになって1、2年目の話を書いた。当たり前のことだが、初めての経験ばかりだったので、初めての感覚をまだ少しでも覚えているうちに残しておこうという魂胆で書いた。その記事がこちら↓

ofxt11.hatenablog.jp

今回はジャニヲタになって3、4年目の話を。高校を卒業し、大学に入学した私。仲の良かった友達ともサヨナラし、誰ひとり友達がいない場所へ通い始める。もちろん師匠*1ともお別れすることに。周りにジャニーズが好きな人がひとりもいない環境で、死んだように過ごした大学1、2回生の時のお話。かなり暗いお話になりそうな予感。

 
ゼミで
私の学科は全体的に人数が少なく、春に入学したのは私を含め10人だった。(内訳:女子7人、男子3人) かなりの少人数だったので、ゼミはひとつしかなかった。
そんなゼミで、プレゼン力を上げるために、自分の好きな曲をみんなにプレゼンするという授業があった。この時、まだ入学して1ヶ月も経っていなかったと思う。もちろん私は大好きなNEWSの曲の中で1番歌詞が好きな『Smile Maker』を選んだ。どんな風にプレゼンしようか、ニヤニヤしながら考えたのを覚えている。
プレゼン当日。教授(男性)が指名した順番でプレゼンを行う。ちょうど真ん中らへんで私は指名された。ちなみに、私より前にプレゼンをした人の中に、ジャニーズの曲を選んだ人はいなかった。(aikoいきものがかりを選ぶ女子が多く、みんな共感しているようだった)ドキドキする胸をおさえながら前に出て、プレゼンを始めた。
「私が1番好きな曲は、ジャニーズのNEWSが歌う『Smile Maker』*2という曲です」
……何かがおかしい。みんな無言だった。さっきまでの空気は何処へやら、サーっと冷たい空気が流れていた。これは気のせい…か?いや、でも生徒は誰ひとり目が合わない。とりあえず私は早口でプレゼンを終えた。すると教授が半笑いで一言。
「ジャニーズって所詮顔でしょ?」
私のプレゼン力が劣っていたが故に歌詞の素晴らしさが伝わらず、こんな感想を言われたのだと一瞬思ったが、そうではない様だった。そもそもジャニーズに対してそのような価値観を持っていたのであれば、私がどんなに上手いプレゼンをしたとしても、意味のないことだったのだと気がついた。その日から私は、ゼミではジャニーズのことを口にしなくなった。
 
見せてーよ事件
大学では授業の形態は様々である。私は学部全体(100人以上)の授業で、別の学部の友達(私は少なくとも友達だと思っていた)ができた。あれからゼミでは肩身の狭い思いをしていたので、他の学部の友達ができて嬉しかった。帰り道もたまに一緒になることがあり、(ジャニーズ以外の)いろんな話を沢山した。会話の中で「ブログとかやってる?」と聞かれ何も考えずに「うん」と答えてしまった私。これが間違いだった。彼女は「ブログ教えてーよ」「ブログ見せてーよ」と何度も言ってきた。だが、私は見せなかった。いや、見せられなかった。なぜなら、大学でジャニーズのことを話せない代わりに、ブログで思う存分ジャニーズについて語っていたからだ。しかし彼女は思ったよりしつこかった。会う度に「ブログ見せてーよ」と言ってくるのである。しかも、段々イライラしながら言ってくるのであった。私も正直イライラしていた。「見せられない」と私が言うと「なんで?そんなに人に見られたくないものを書いてるん?」と言われた。そんなことはない。そんな見られたくないものを誰でも見ることができるブログに書くはずがない。でも、彼女の言う通り、見られたくない人がいたのは確かだ。その見られたくない人の中に彼女がいたのだが。あまりにもしつこかったので、私はとうとう折れてしまった。ある日の別れ際にサッとブログのURLをLINEで送った。
次の日から彼女は私を無視した。目も合わせてくれなくなった。引かれてしまったのだ。しばらくすると、目は合うようになったのだが、白い目で見たり、睨まれたりするようになった。彼女との共通の友達も私を避けるようになった。やらかしてしまったのだと気付いた時には、遅かった。
 
英語の授業で
例の同じゼミの子たちが沢山クラスにいた英語の授業。そこで、教授が用意したプリントに「explosion」という単語があった。私は見た瞬間に「爆発」という意味だとすぐにわかった。なぜなら、関ジャニ∞の曲で『Explosion』というタイトルのものがあるからだ。その曲自体はよく知らなかったし、いや、今もよく知らないが、この様にジャニーズの楽曲のタイトルや歌詞に出てくる英語の意味を調べて覚えるということがよくあった。授業の中で教授が生徒に単語の意味を聞く場面があった。「explosionの意味を知っている人は?」と。ゼミの子たちをはじめ、他の生徒はわからなかったのか、手を挙げた人はいなかった。私は手を挙げ「爆発です」と答えた。教授に「よく知ってましたね!」と褒められた所までは良かったのだが「なんで知ってたんですか?」と聞かれて焦った。ゼミの子たちが多くいるこのクラスで「ジャニーズの曲に『Explosion』というタイトルのものがあるんです」と言えなかった。とりあえず「前に勉強してた時に出てきた単語で、気になったので…」とごまかした。こんなにも自分がジャニヲタであることを隠し(ジャニーズ好きなのはもうバレてしまっているが)、コソコソ生きることになるとは、思いもしなかった。
 
中国からの留学生
しかし、大学1年の秋に転機は訪れる。秋学期から中国人の留学生が10人、うちのゼミに入ってきた。その中の女の子の1人が、K-POPファンだった。彼女は最初の自己紹介で堂々と「私はK-POP東方神起というグループのチャンミンのファンです!」と皆の前で言ったのだ。K-POPブームが来ていたのか*3、周りからの受け入れは良かった。どういうことだ。私と全然違うじゃないか。どうして彼女は皆に受け入れられて、私はダメだったのか。私はショックを受けたままゼミに参加した。そして休み時間になった。「雪さん?」彼女が私に話かけてきた。私(特に私の名前)に興味があったらしく、話かけたらしい。私はよくあることなので気にしていなかったが、周りの皆がこちらに注目していた。何を話しているのか気になっている様子だった。彼女は自分自身のことはそこそこに、大好きな東方神起チャンミンの話を始めた。私は聞き役に徹した。彼女がひと通りチャンミンへの愛を語ったところで、ついに聞かれた。「雪は好きなアーティストいないか?(留学生だからカタコト)」と。私は彼女が先ほどのゼミでやったように堂々と答えた。「ジャニーズのNEWSっていうグループの加藤くんが好き!」と。ところがどっこい、彼女の頭上に「???」が見えるではないか。彼女の日本語があまりにも上手いので、留学生ということをすっかり忘れていた。「あ、ごめん。ジャニーズって知ってる?」と聞くと「嵐」と答えてくれた。ジャニーズは知ってるようだった。それからNEWSのことを説明したものの、全く盛り上がらなかった。まぁ逆に東方神起について説明されても盛り上がる自信もなかったが。だが、好きな人に会いに行くためにコンサートに行きたいという気持ちは同じで。私の大学生活でヲタク心を(ほんの少しだが)理解してくれたのは彼女だけだった。
 
2人の脱退時
秋から留学生が増え、賑やかになったゼミ。私も例の彼女とは話が合い、お互いに休み時間にいつもおしゃべりするようになった。彼女に限ったことではないのだが、中国からの留学生はサボり癖があった。なにかと理由をつけて、誰かは絶対休んでいた。全員揃ったのは初めの1回だけだったと思う。
そしてあの日2011年10月7日。当時の相方*4からのLINEで知り、Yahoo!ニュースで詳細を確認した。もちろんショックだった。誰かにぶわーっとこの気持ちを話したかった。当時からSNS上には仲良くさせてもらってる友達はいたが、なかなか長時間電話できる人はいなかった。それこそ相方は?と思うかもしれないが、私たちは依存し合うような関係ではなく、アッサリした関係だったため電話はほとんどしたことがなかった。この頃の母はまだそこまで興味が無いようだった。*5誰にこのことを話そうか。師匠はどうか?いや、彼女は彼女なりに忙しい日々を送っていたので電話できなかった。
モヤモヤした気持ちのまま翌日大学へ行った。留学生の彼女は来ず、誰にも話せなかった。「こんなにショッキングなことがあったのに、どうして皆普通に生活してるの!?」と、かなり(今思うと)痛いことを思っていた。結局自分自身でなんとか消化するしかなく、それに長い時間を要することとなった。
 
 
予感的中。かなり暗いお話になってしまった。私のようにジャニーズが好きだということがバレて嫌われてしまう場合がある。もちろん“絶対”ではないが、周りの人に言う場合は、相手をしっかり見極める必要がある。

いろいろ思い出しながら、次は大学3、4回生のことを書く予定。次は、今回よりは明るく…なるでしょう(笑)

*1:私のジャニヲタ生活を語るには師匠は必要不可欠なので、これからもしょっちゅう登場する可能性あり

*2:NEWSの3枚目のアルバム「color」収録曲

*3:ジャニーズ(しかも好きなグループ)しか興味のない私には、K-POPのことなんぞわからぬ

*4:手越担。同い年で同じ近畿地方住み。今はジャニーズから離れてしまった

*5:まだ「シゲはカッコいい」「まっすー可愛い」とだけ言っていた時期。シゲとまっすー以外にはあまり興味が無い感じだった。母とジャニーズについてはまた別記事で書く予定